手相認証技術について 「利便性」か「セキュリティ性」か
本当は昨日更新する予定でしたが、本日は英語版cnetからこの記事。
手相認証に関する記事です。
https://www.cnet.com/news/samsung-palm-scanning-patent/
サムスンが手の平のしわ、つまり手相で携帯のロックを解除する技術の特許を収録しました。
一例として挙げられていたのが、手のひらの手相を認識→アルファベットのヒントを表示→パスワードの推測に役立てるというものです。
「秘密の質問」って忘れがちなのでこの技術が広く使われるようになれば非常に便利ですね。手相を認識するだけではロックが開かないというアイデアも面白いと思います。
たしかに二度手間ではありますが、セキュリティ性を高めるには必要な二度手間だと思います。
Appleも今年発売したiPhoneXでは指紋認証を廃止し顔認証を取り入れましたがそれも賛否両論ありました。私自身どれほどの性能なのかまだ試せていないので利便性がどえほどのものかはよくわかりませんが、どのメーカーも「セキュリティ性」と「利便性」の間で揺れているんでしょうね。
今回の手相認証で持ち上がる問題は本人の意識がなくとも手のひらさえ見えていれば認証できてしまうというところでしょうか。利便性をとれば写すだけで認証が出来れば便利ですが、それだとセキュリティ性が下がってしまいますね。
今後どんな認証が出てくるでしょう。サムスンのアプローチは認証の選択肢を増やすことのようですのでサムスンから次世代のスタンダードともいえるような認証方法が生まれるのかもしれません。
以上、がぞいえでした。